名前も知らない債権回収株式会社から、いきなり連絡が来たら驚きますよね。
ただ、債権回収株式会社から通知などが来たら、いつ法的措置を取られてもおかしくない状況です。
今回は、債権回収株式会社から連絡が来た場合、どう対応するか解説していきます。
債権回収株式会社とは
法務大臣に許可をもらって、借金の取り立てを専門に行う会社です。債権回収株式会社はサービサーと呼ばれることもあります。
通常、債権の回収はお金を貸した金融機関が自分たちで行います。
しかし滞納が続き回収が困難になった場合、金融機関は自ら回収をせずに、債権回収会社に回収業務を委託したり、債権を譲渡したりします。
①：貸付やショッピングローン
②：返済が遅れる
③：債権譲渡又は債権回収業務の委託
④：催促や提訴
⑤：返済
流れとしては、上記の図のようになります。
債権回収会社から連絡が来たらどうすればいいか
結論から言うと、無視をしないことです。
債権回収株式会社は、借金取り立ての専門ですから、すぐに提訴してきたりします。最悪差し押さえなどしてきます。
まずは、ご自身で債権回収会社に電話をするか、弁護士や司法書士に相談してください。
ご自身で電話をされる場合は、今後の支払いについて債権回収会社と交渉してみてください。分割払いの内容や、遅延損害金の減額に応じてくれることもあります。
ただし、5年以上支払いをしていない場合は注意が必要です。もしかすると時効を迎えていて、返済をする必要がなくなる可能性があるからです。下手に連絡をしてしまうことで、消滅時効制度を利用できなくなることもあります。
時効については、消滅時効にかかっている借金とは？自己破産せずに借金がなくなる？こちらの記事を読んでください。
5年以上支払いをしていないのであれば、弁護士や司法書士に相談するべきかと思います。
まとめ
債権回収会社から連絡がきたら、ご自身で交渉するか、弁護士などに相談するべきです。
給与や口座の差し押さえなどの強制執行をされてしまうと、弁護士や司法書士に相談しても非常に困難となりますので、なるべく早い段階でどうするか決めたほうが良いでしょう。
5年以上支払いをしていない場合は、時効が成立し借金が消える場合もありますので、
慎重に対応をしましょう。
